猫のご飯がわからない人へ!猫のご飯と食べさせてはいけないもの

猫は、人とは違う体の構造をしています。なので、食べ物も必要な栄養も変わってきます。
その為に、ごはんの内容に関しても全く変わってきてしまいます。
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今回は、猫のご飯について紹介していきたいと思います。

猫の食性

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動物の食性は基本的に肉食性、草食性、雑食性の3つに分類されます。人は肉も野菜も食べるので雑食性に分類されますが、猫は基本的には肉類しか食べない肉食性に分類され、同じ肉食性の犬はやや雑食性が強いとされていますが、猫は純粋な肉食性といわれます。
体の構造上、腸が短く、肉類を無駄なく消化や吸収しやすい仕組みになっていますが、逆に穀類や野菜などの消化はあまり得意ではなく、消化不良や嘔吐、下痢の原因になります。
偶に、猫が草を食べる事がありますが、これは栄養的に食べるのではなく、胃を刺激して胃の中に溜まった毛玉を吐き出す事が目的とされています。

猫の食餌の回数

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猫は、一気に食べるのではなく、少しずつ食べていくような食べ方をするので1日に10~20回食餌をするとされています。
この食餌方法は、犬や人のように胃が膨らまない為に一度に食べられる量が決まっているために少しずつしか食べられません。
なので、ドライフードのキャットフードをある程度の量を食器の中に入れておくようにしましょう。

猫が食べてはいけない食材

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人では問題ない食材であっても猫が食べると著しい健康被害を引き起こしたり、消化不良を引き起こしたりしてしまう食材があるので、注意しましょう。
最も食べさせてはいけない食材としてはネギ類があります。ネギ類に分類される食材としては、タマネギ、長ネギ、ニラ、ワケギ、らっきょう、アサツキ、ニンニクなどがあります。
ネギ類を猫が食べると、ネギ中毒を引き起こします。ネギ中毒は、ネギ類の中に含まれるアリルプロピルジスフィドという成分が赤血球を破壊し、溶血性貧血という貧血の原因となり、血色素尿や元気消失、嘔吐、心拍蒼白、黄疸、下痢などの症状が発現し、自然治癒する事が多いですが、最悪の場合は死亡する事もあります。アリルプロピルジスフィドの厄介な所は、加熱しても意味がないという事です。なので、ネギ類が含まれている食べ物は食べさせないようにしてください。

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また、生のイカを食べさせると、急性ビタミンB1欠乏症を引き起こす場合もあります。これは、生のイカに含まれるチアミナーゼという酵素がビタミンB1を分解して欠乏症になってしまいます。初期症状としては食欲低下や嘔吐が引き起こされ、重症化すると痙攣大コとしたり、異常な姿勢を取ったり、大声で泣き続けるなどの異常行動を起こし、最終的には昏睡状態に陥り、死亡してしまう事があるので、注意が必要です。ただ、チアミナーゼはアリルプロピルジスフィドとは違って、加熱すれば効力が失われるので加熱すれば、食べさせることはできます。
食べ物ではないですが、魚の骨や鳥の骨を飲み込んでしまい、腸閉そくを起こす場合もあります。特に、鳥の骨は中が空洞なので折れやすく、折れた骨が食堂などに刺さってしまう事もあるので、鳥の骨を与える事は危険です。
チョコレートなどに含まれるテオブロミンという成分は、心臓や中枢神経系を刺激し、下痢や吐き気、血圧上昇、不整脈、興奮、痙攣などを引き起こし、重症する場合は死亡する事もあります。

ドッグフードを食べさせても大丈夫?

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猫にドッグフードを食べさせても、1回だけであれば問題はありません。どうしてもキャットフードが無くなってしまい、ドッグフードしかない場合には食べさせても健康には問題はありませんが、継続的に食べさせることはだめだといわれます。
その理由は、猫の必須アミノ酸タウリンがドッグフードには含まれていない事です。タウリンは、目や心臓などの活動に不可欠な必須アミノ酸です。犬にとってもタウリンは必須アミノ酸ですが、犬は体内でタウリンを生成できるので、タウリンを取る必要はありません。ただ、猫は体内で生成する能力が低いので、食べ物からタウリンを摂取しないといけないので、タウリンが含まれていない食べ物を食べ続けると健康被害が出てくるので注意が必要です。

まとめ

1. 猫の食性は、完全な肉食性なので本来は野菜や穀類などを食べる必要はありません。これは、草食動物を食べる事で野菜や穀類などから得る栄養を取っていたからとされています。
2. 猫の食餌の回数は、胃の構造上どうしても多く食べないといけません。なので、猫が食べる量が少なくても気にする必要はありません。
3. 猫が食べてはいけない食材は、ネギ類や生のイカ、チョコレートなど多くありますが、キャットフードを食べさせておけば問題はありません。また、猫の行動範囲内にこういった食材を置かないようにしましょう。
4. ドッグフードを食べさせても大丈夫?は、緊急時に1回だけ食べさせる分には大丈夫ですが、複数回食べさせることは健康被害が出る可能性があるので注意がしましょう。

猫のご飯は、完全に人のご飯とは違いますので、人と同じご飯を食べさせることは健康被害が出る可能性もゼロではないので、キャットフードなどを食べさせるようにしましょう。また、あまり食べなくても問題はないのでむやみやたらにフードを変えたりはしないようにしましょう。

(コラム:ペット専門家 クロさん)