猫の脱毛 ~脱毛・抜け毛から考えられる病気について~


猫はもともと抜け毛が多い動物といわれています。また、犬と同じように換毛期もあります。

なので、毛が抜けたからといって病気であるわけではありませんが、被毛が束で抜けたり、地肌が見えるほど抜けたり吸う事は異常であるといえます。

今回は、猫の被毛が異常に抜けたりした場合に考えられる病気について紹介していきたいと思います。

特に猫の抜け毛が多い季節


猫にも犬と同じように換毛期は存在します。

換毛期は春と秋にあり、この季節は特に抜け毛が多い季節です。

春は暑い夏を過ごしやすいように生え変わり、秋は冬の寒さに耐えるように生え変わります。

この時期の抜け毛は一部が抜けるのではなく、全身の被毛が抜け落ちます。

なので、抜け毛対策をしないと猫の生活環境が汚れたり、猫が抜け毛を吸い込んで毛球症になったりするので注意が必要です。
→洗濯物と一緒に入れるだけ!猫の抜け毛をしっかり除去するフリーランドリー

猫の換毛期の対策


換毛期を含めて抜け毛をした際の対策としては、ブラッシングとシャンプーがあります。

ブッラシングは、被毛の長さによって頻度が変わってきて、長毛種の場合は抜け毛が多い為に毎日ブラッシングをする事がいいとされ、朝夕の2回行うのがベストとされています。

短毛種の場合は週に2~3回で十分とされています。

また、ブラシによるブラッシングだけでなく、フーリーとファーミネーターといった抜け毛を取り除くグッズなどを利用する事も1つの方法です。

シャンプーは月に1~2回程度で十分で、頻繁にやりすぎてしまうと逆に禿げてしまう場合もあります。

また、シャンプーは人用ではなく、ペット用を使用するようにしましょう。

ただ、猫の場合は自分で毛づくろいをするためにシャンプーをする必要はないともいわれて、猫自身もシャンプーを極端に嫌がる場合もあります。

そういった場合には無理にシャンプーをする必要はありません。

猫の被毛が大量に抜けた際に考えられる病気


大量に被毛が抜けた際に考えられる病気としては、皮膚病・ビタミン潔病床・免疫異常・ホルモン異常・腎臓病・糖尿病・ストレスが考えられます。

最も頻度が高いのは皮膚病で、ダニやアレルギーなどにより皮膚が炎症を起こし、毛が束になって抜けてしまいます。

また、手作りごはんを与えている場合に多いのがビタミン欠乏症で、市販のフードを混ぜて与えたり栄養バランスを見直すことで改善します。

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猫の皮膚炎の原因と症状


皮膚病の1つである皮膚炎は、急性或いは慢性の炎症が皮膚に起こる状態をいい、皮膚炎にはアレルギー反応によって起こるものやその他の原因によって起こるものがあります。

ハウスダスト、花粉、カビなどのアレルゲンを吸引、或いはこれらに接触する事により感作を受け或いはアレルギー反応が引き起こされて発現するアトピー性皮膚炎は、他の個体では感作されない各種アレルゲンに感作されやすい遺伝的体質を持つ猫で認められます。

また、アトピー性皮膚炎はハウスダストなど身近な非季節性のアレルゲンに反応する傾向があります。

猫のアトピーの症状には主に自分で舐めて毛が抜ける、好酸球性肉芽腫症候群・顆粒性皮膚炎を発症、慢性的な外耳炎・結膜炎、顔や耳の強い掻痒感といったものがあります。

この皮膚炎は飼育環境を清潔にする事で予防する事ができ、こまめに掃除を行う事が大切です。

また、アトピー性皮膚炎を起こす猫の場合、ノミアレルギー性皮膚炎を起こしやすい傾向があるので、注意が必要です。

ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミに対してアレルギー反応を起こした状態でのみの寄生が少数であっても発症します。

背部の中心部から臀部にかけて脱毛、丘疹並びに痂皮が症状としては認められ、掻痒感や貧血も起こるが、貧血は重症になった際に発現する症状です。なので、貧血を起こしている場合には迅速な対処が必要となります。

ノミの予防は駆虫薬を利用する事でできますが、犬用は使用せずに猫用を利用するようにしましょう。

まとめ

1. 特に抜け毛が多い季節は、春と秋にある換毛期が特に抜け毛が多い季節といえます。

2. 換毛期の対策は、基本的にはブラッシングで、フーリーとファーミネーターといった抜け毛対策グッズを使用する事も1つの方法です。

3. 大量に被毛が抜けた際に考えられる病気は、皮膚病・ビタミン潔病床・免疫異常・ホルモン異常・腎臓病・糖尿病・ストレスが考えられます。

4. 皮膚炎の原因と症状は、ハウスダスト、花粉、カビなどのアレルゲンを吸引或いはこれらに接触する事により感作を受け或いはアレルギー反応が引き起こされて発現するアトピー性皮膚炎とノミに対してアレルギー反応を起こすノミアレルギー性皮膚炎があります。

猫の抜け毛は、春と秋に抜ける場合には注意する必要はありませんが、束で抜けたり、地肌が見えるほど抜ける場合には病気の危険性があり、急な対処が必要となります。

また、抜け毛をそのままにしておくと人にとっても猫の飼育環境が汚れてしまい、皮膚病の原因となるので、飼育環境は常に清潔にしておく必要があります。

(コラム:ペット専門家 クロさん)