猫と散歩をしたい ~猫の散歩の必要性と方法~

猫も犬と同じように散歩をさせている人を、稀にですが、見かける事がありますね。また、散歩をしてみたいと思う飼い主や家族の方もいるでしょう。
では、猫にとっては散歩をさせる必要性はあるのでしょうか?また、安全な散歩の方法にはどういったものがあるのでしょうか?
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今回は、猫の散歩の必要性と散歩の方法について紹介していきたいと思います。

猫の散歩の必要性はある?

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猫は、もともと広い行動範囲を持つ動物ではありません。なので、犬のように絶対に散歩が必要かというと、そうではありません。ただ、完全な室内飼育の場合にはどうしても外に出る猫に比べて運動量が減ってしまうので、運動量を増やしたり、維持したりする為に散歩をさせるという事は大切とされます。ですが、外に出る事を嫌がる猫を無理やり外に出す事は逸走してしまう可能性もあり、危険なのでやめましょう。

また、アメリカの獣医の間の合言葉として、猫は外に出すなというものがあります。これは、猫の安全や保護を目的とすること以外にも地域住民への迷惑防止を目的として、地域によっては条例で猫を外に出す事を禁じているところもあります。
では、なぜ猫も散歩をさせる人が増えてきているのでしょうか?

猫にも散歩をさせるという考え方は、一般的には環境エンリッチメントという概念から来ているといわれています。この概念は、動物福祉の立場から、猫にとって豊かな生活をできる環境を整えようという考え方から来ています。

完全室内飼育の場合は、室外飼育や散歩によって外に出る猫に比べて変化が少ない環境になりがちです。外に出れば、危険も多々ありますが、四季、風や自然の匂いを感じ、鳥の鳴き声や虫の動きを聞いたり見たりすることもでき、猫にとって良い刺激になるとされ、ストレス解消になり、散歩をさせる必要はあります。

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猫にとって外に出る危険性

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いつも室内にいる猫が外に出る事は、常に危険と隣り合わせの状態といえます。それは、室内飼育の猫と室外飼育の猫の平均寿命の差を見るとわかりやすいです。室内飼育の猫の場合が約16歳と比較して室外飼育の猫の場合は約13歳と約3歳ほど短いという統計が出ています

室内にいれば遭う事がない喧嘩や交通事故、喧嘩によって感染症に罹患したり、落ちているものや草などを食べて中毒症状を引き起こしたりなど様々な危険があり、こういった事から猫の室外飼育は現在は少なくなっています。また、感染症の場合はワクチン接種によって予防する事もできるので、しっかりとワクチン接種をするようにしましょう。

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さらに、外に出る場合には注意しなければいけないのが、外での交尾です。オスの場合でも望まれない仔猫が生まれてしまうので問題ですが、メスの場合は仔猫を自宅で生むので飼い主や家族に多大な負担になってしまう事もあります。猫は人とは違って多産動物で一度に沢山の仔猫を生みます。それを一度に世話をするのは、大変なので妊娠を望まず、外に出す場合には早期に避妊や去勢手術を受けるようにしましょう。

猫と散歩に行こう!

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猫を散歩にさせていく場合には、ノーリードは交通事故の原因にもなるので止めましょう。また、犬のように首輪を使用するよりもハーネスを利用するようにしましょう。ハーネスを利用する理由としては、首輪の場合は頭が小さい猫はどんなにきつく締めても抜ける事があるので、肢を通すハーネスの方が安全です。また、どんなハーネスでもいいわけではなく、その猫の体格に合ったハーネスを利用するようにしましょう。

ハーネスをつけて直ぐに外に出るのではなく、まずは猫がハーネスに慣れるまでしばらくは家の中で鳴らすようにしましょう。さらに、猫は臆病な動物なのでいきなり人通りが多い場所や交通量が多い場所ではなく、猫が安心して歩ける場所を選んで外に連れていきましょう。

また、猫を外に出して危険に曝したくはないと思う飼い主や家族は家にベランダがある場合にはベランダに出すだけでも外の雰囲気を感じる事はできますが、逸走にだけは注意しましょう。猫は高いところが平気で、体の何倍もある高さからでも飛び降りる事ができるので、逸走防止対策を講じるようにしましょう。

まとめ

1. 猫の散歩の必要性は、健康や長生きさせる事を考えれば必要ないですが、猫にリフレッシュをさせる意味では散歩をさせる事に意味はあるといえます。

2. 猫にとって外に出る危険性は、かなり多いと思っていいです。リードを着けていたとしてもゼロになるわけではなく、散歩にしろ外に出す場合には危険性は常にある事を忘れてはいけません。

3. 猫と散歩にいこう!は、まずは散歩に行くためにはハーネスやリードに着けた状態に猫が慣れる事が最優先です。また、猫は臆病な動物なのでゆっくり気長に時間をかけて外の世界にならせていきましょう。

猫との散歩は、飼い主や家族にとってもコミュニケーションの時間にもなり、楽しいものとなるでしょう。ただ、外は危険が多い事は忘れてはいけません。偶に道路で自動車に轢かれたであろう猫が亡くなっているのを見る事もあると思います。自分の大事な家族でもある愛猫がそうなる可能性もゼロではない事を心にとどめて、細心の注意を払って散歩をさせるようにしましょう。

(コラム:ペット専門家 クロさん)

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